地球日記

地球日記| 地球日記:バック・ナンバー

週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2008年10月】

■リハ快調

 『不死鳥、北へ』のリハも佳境。脳内イメージもかなりかたまってきた。上出来の予感。今日はゲスト・コーナーを主に。みんな素敵。それぞれ必要で、意味のある出方になる。ゲストって出せば良いってもんじゃないからね。

 昨日今日の国会の様子をニュースで見るに、議員諸君は楽しそうだなあと。史上初めて五分で闘ってる感があって、とにかくテンションが上がるんだろう。外の世界はおかまいなし。お前等のメンチの切り合いなんかどうでもいいよ。とっとと選挙やりゃいいのに。
 小沢は「政権とっても私は総理をやらない」と宣言しちゃえばいいと思うよ。

 

 

2008/10/1

 

■不死鳥、北へ

 終わった直後の正直な気持ちが「とりあえず1回横になりたい」であったほど、やり切ったライブだった。すべて上出来。
 めったにないことなんだけど、当ライブをビデオで観ながらの打ち上げ。細かい点をつっこんだり、笑ったり、反省したり。いくら反省したって二度とやらないメニューなのにね。
『リックサック』のサビでマグミと向き合って踊る、というかふざける、とういうかはしゃぐシーンを観ながら「うーん、軽い。かつてないベテランの在り方だ」と。確かにね。今後もないよね。

 

 

2008/10/6

 

■ツアーへ向けて

 あれほどのエネルギーを使ったライブの後はしばらく抜け殻になりたいところだが、そうもいかず。ウタノコリのツアーに向けて相変わらずバタバタしてる。
 バタバタの大きな要因は『不死鳥FIVE〜20周年記念興行』のDVD化。今年中に出したくて密かにがんばってきた。想定外のトラブルもあって、結局ギリギリ進行だ。これ以上何事も起きなければ、なんとかツアーに間に合う。
 それはともかくとして肝心のライブ・メニューがなかなか決まらなかった。『不死鳥、北へ』からの気持ちの切替えが難しくて。『不死鳥』も楽しい。『ウタノコリ』も楽しい。しかしその楽しさは質の違うものなのだということを、慌ただしいスケジュールで再確認。
 数日おいて、ようやくイメージが見えてきたところ。だんだん楽しくなってきた。

 しかしこの大不況の厭な足音はなんだ。博徒どもが勝手に騒いで勝手にこけて、とばっちりだけはこっちに喰らわそうという魂胆が気にいらん。これを機会に金融資本主義は失敗だったと見切りをつけることが出来るなら人類も見所があるが。
 しかもこの未曾有の危機に総理が麻生という間の悪さ。総理になりたくてしかたがなかっただけの男で、別に何が得意というわけでもないからね。アメリカを叱れるかという話であって、バラマキでどうかする話じゃないと思うが、それしか出来ないんだろうな。たぶん。
 そもそも選挙管理内閣でしかないんだから、とっととそれをやればいいのに。自分は政界では不人気だが国民には人気があると、どうやら本気で思ってたみたい。イタい。

 

 

2008/10/9

 

■放送版『不死鳥、北へ』

 昨日のワラッターは『不死鳥、北へ』ほぼ完全放送。その名にふさわしく、MCをややカットしたのみ。メールもたくさんもらって、若干のコメントを返して、ここまで含めてようやく終わった感。
 次はウタノコリに集中。ずっとそれについて考えている。気持ちは切り替わった。

 『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない/町山智浩』(文春ペーパーバックス)が抜群に面白い。今年の小説以外部門のベスト。
 特にブッシュが大統領になってからのアメリカをなんか変だと思っていたが、そういうことか、ここまで酷かったのかと納得、驚愕。未だにアメリカの茶坊主が権力の中枢を占めるこの国では必読。小泉、竹中以来、今も目指しているのはこんな国なのだ。
 日米同盟って今も意味あるのかな。だって相手はすごい馬鹿だよ。金融恐慌起こしちゃってるし。しかもあんまり悪いと思ってないみたいだし。

 

 

2008/10/13

 

■雑感

 そもそも「実体経済」なんて言葉があるのがおかしい。人が働いて飯食って行きていく現実、それ以外に何があろうか。じゃあ、やつらがやってることは一体なんだ。

 ちょっと前まで「最新の金融工学を駆使して〜」という言い回しをよく目にした。一流大学を出たエリートがクールに稼いでるぜといったニュアンスの中で。で、結局やってたことは例えばサブプライムローンか。その知恵とエネルギーをもっとまともなことに使えよという意味では振り込め詐欺と変わらんな。IQの差は天地とあるんだろうが、意地汚さとか、小狡さ、卑怯さ、品位のなさで同等。

 ニュース番組内の証券所前の街頭インタビューに出てくる投資家って主に何者? 引退後に小遣いを回してるだけのじいさん、ばあさんにしか見えないんだが。いわゆる小金持ち。あんなのにいくら「大変なんです」と語らせても全然大変さが伝わってこないんだけど。逆効果じゃないかな。

 

 

2008/10/16

 

■さらば

 ハムスターが逝った。
 2年以上前になるだろうか。某祭りの縁日に「ペットくじ」というとんでもないものがあった。昆虫からハムスター、鳥まで数種類が景品。虐待とまでは言わないが、見るからに劣悪な状態でさらされている。
 なんだかね、仏心というか、魔が差したというか、一匹でも引き取ってやろうかと。
 くじは当たりはずれじゃなくてポイント制。何度も引いてポイントを貯めれば欲しいものがもらえる仕組み。とはいえそこは祭り商法であるからペットショップで買うよりかなり割高ではあったが。
 そんな場所で手に入れたハムスターだから早々に死ぬかと思ったが、結局平均寿命より生きた。今年初頭から見るからにもう危ないかなという状態だったが、かなり粘ったな。
 ふと見れば眠るように逝ってた。

 それなりに。寂しいものを残して逝くんだね。ねずみのくせにね。生意気だよ。

 

 

2008/10/21

 

■いよいよ

 最後のリハも終えて、いよいよ明日出発。12日に渡る久々の長いツアー。といってもライブは6本。行楽か、ともいうような空き日の多いスケジュール。楽しみたい。
 俺が心から楽しむためにも是非みなさまに観に来て欲しい。ライブが充実してこその空き日だからね。20周年の掉尾を飾る、決してすべらないメニュー。見逃すと悔やむよ。

 

 

2008/10/22

 

■出発

 東名高速工事中とやらで大渋滞。出発して8時間以上経つのに、いまだ名古屋をも通過せず。
 本当に必要な工事なのか? バラマキじゃないのか? ていうか高速代返金しろよ。しなきゃいかんだろ。
 ふざけやがって。道路族の議員、全員選挙落ちろ。

 

 

2008/10/23

 

■行楽

 昨日はなんとか陽が昇る前に到着。今日を空き日にしておいて良かった。
 午後からみんなで釣りに出かける。小アジ大漁。
 俵山温泉へ。近年新しく出来た白猿の湯はお勧め。気に入ってる。
 釣った小アジと寿司で夕食。

 

 

2008/10/24

 

■博多ROOMS

 DVD『不死鳥FIVE〜20周年記念興行』が午前中に届かずあたふた。電池が切れるほど電話して、色んな人の力を借りてなんとか間に合せる。
 珍しく博多がツアー初日。気が張る。当然このメニューでやる初ライブ。いや、これはかなり凄いんじゃないの。笑いも泣きも興奮もかなりの破壊力。
 さすが博多。初日にして大盛り上がりで2アンコールでもおさまらず。ここ最近、いつも博多をファイナルにしてたせいもあって、すっかりやりとげた感。まだ一本目なのに。

 

 

2008/10/25

 

■長崎R-10

 去年初めてやって実に気持ち良かった会場。もしかしたら気のせいだったかも知れないので、確認のためまた来てみた。
 うん、やっぱり気持ち良い。前半で汗だくになるほどテンション上がる。
 今日も2アンコールでおさまらず。気分がいいのでお客さんと一緒に外に出る。港のベンチに立って夜景をバックに生声、生楽器で『100万$よりもっとの夜景』をやる。よっぽどロケーションに恵まれた会場じゃないと出来ないことだよ。今のところ、ここだけ。
 いやー、楽しかった。また来よう。

 

 

2008/10/26

 

■移動

 再び山口へ。途中でマサミさん(Delax)から電話。12月にユニットを組んでライブをやるのでボーカルをやってくれないかとの誘い。これがなかなか面白いメンツ。ありそうでなかった組み合わせ。何をやるかはこれから考えるんだけど、何をやってもいけるんじゃないかな。
 着後、温泉につかって疲れをとる。そうは見えないかも知れないけど、アコースティックでのライブはエレキでのそれよりエネルギーを使う。実は。

 

 

2008/10/27

 

■行楽2

 早めに出発。呉へ。前から行ってみたかった大和ミュージアム。しかし残念ながら休館日。これはおそらくウッチーの呪いだと思うね。身の回りで一番そこに行きたいと願ってるのはウッチーだから。俺を差し置いて行くなという。次の機会にウッチーと来よう。
 休山、音戸大橋など呉の小学校の遠足コース。季節もぴったり。
 しかし山道がこたえるね。頭の中のイメージは小学生なのに体がついていかん。

 

 

2008/10/28

 

■広島シェルター69

 さすがに平日の夜はきびしいのか、はっきり言ってお客さんは少なめ。しかしね、アコースティックライブは面白いもんで、少なきゃ少ないなりに、というより少なくないと創れないライブってあって、今日はそれを目指した。うまくいったと思う。忘れ難い瞬間がいくつもあった。
 ここは良いハコだ。何と言うか、空間を支配しやすい。もう少し音響が整えばもっといいが。
 うん、楽しかった。

 

 

2008/10/29

 

■行楽3

 宮島へ行く。小6の修学旅行以来。宮島ってこんなにでかかったっけ。子供の頃の記憶はあてにならないね。もっとこじんまりとした島に神社だけあるイメージだったが。 
 いや歩いた、登った。ロープウェイにも乗った。山の上では猿に囲まれた。石仏のテーマパークのような寺も観た。鳥居も触った。そして鹿はかわいい。
 しかし、一日ではすべてを堪能出来ないね。またいつか来よう。
 ところでプロは昨日のライブ後、はしゃぎすぎてヘロヘロ。しかし弱音を吐くと何とつっこまれるかわからないので、必死でついて来た。かなり遅れながら。んー、頑張るポイントが違う気もするが。

 

 

2008/10/30

 

■米子べリエ

 今日もお客さんは少なめ。始めてしばらくはうけてないのかと思ったけど違う。正確な言い方かわからないけど、なんだか純なのだ。20年のうち18年も来たことがなく、わずか2回めのライブだからか。それとも土地柄か。いずれにしろ終了後、清々しいものが残った。
 ウタノコリは会場、お客さんによってずいぶん色が変わるものだが、今ツアーは特にそれがはっきりしている。これまで4本、それぞれまったく違う色。後3本、どんな色が観れるだろう。どれもなじみの場所だから、そういったものを期待しちゃうね。とりあえずまずは観に来て。このウタノコリ史上指折りに得点力の高いメニューを堪能して。
 山陰も一度日をとって観光してみたい。興味深い。

 

 

2008/10/31

 

2008年9月のDiaryへこのページのトップへ2008年11月のDiaryへ