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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2009年5月】

■現ちゃんの野音

 上田現追悼コンサート at 日比谷野外音楽堂。
 個人的には追悼する気なんかなくて、本気で現ちゃんと共演するつもりで上がった。別に霊能力があるわけじゃないし、むしろそういった類いには否定的な立場なんだけどね。なんか出来そうな気がしてたんだよな。前の晩から。
 実際出来たのかどうか、現ちゃんがいたのかどうかわからないけどね。たった1曲にずいぶんな集中力を使った。

 いいイベントだった。出演者もスタッフもお客さんも、現ちゃんのために一所懸命そこにいる。
 最初から最後までずっと雨で客席が「上田現追悼コンサート」というより「上田現被害者の会」みたいになってるのも、らしかったな。

 

 

2009/5/6

 

■名古屋

 演奏を止めるほど歌詞が飛んだなんて、実に珍しい。多分、人生で2回目か3回目だと思うが。もっとあったっけ?
 しかし決して不調だったわけではない。むしろ逆で、コントロール出来ないほどテンションが上がったってことなんだけど。
 始まった瞬間から「あ、今日は凄いかも」と思ってたし、終わったときの充足感もかなりのもの。ライブらしいライブだった。
 ELL SIZEは良いなあ。昔のELLっぽい。こういうハコでやるライブは、そりゃ俺は得意だよ。
 ウタノコリも含めてELL SIZEになってから手応えありまくり。

 

 

2009/5/16

 

■大阪

 事実上のツアー・ファイナル。2daysはメニューも変わるし、何より旅の終わりだし。
 それにふさわしいライブ。大阪の盛り上がり方もまたいい。ゆったり始まって、最後は底から盛り上がるって感じ。ラストの「でくのぼう」での大騒ぎは特筆もの。
 スキップカウズにも感謝。ちゃんと理想的な空気を作ってくれた。

 ツアーの終わりというより修学旅行の終わりみたい。

 さあ、2daysだ。

 

 

2009/5/17

 

■全曲ライブ

 素晴らしい2日間だった。あれから何度も思い出し確認をしてみるけど、どう振りかえっても素晴らしかった。初日から実に良いライブで、こりゃいったい2日めはどうなるんだと思ってたら、凄いライブになった。凄かったなあ。全員があれほど狂ったように踊るライブってなかなか無いんじゃないかな。単に盛り上がったライブならざらにあろうけど、あんなふうに心が踊ってる感じって。
 全曲ライブがやれるタイミングは今しかないというひらめき先行でやったことなんで、出たとこ勝負なところはあったんだけど。いやむしろそれがあったから予想外に爆発したのか。
 不死鳥とはまた違う充実。シンプルな意味でのライブ。こういうライブが出来る力があってこその不死鳥だな。3-10 chainとしてのライブも、もっともっと観てもらいたいと、ふと思った。

ツアー全箇所とも良かった。各地のライブの色の違いが以前よりよくわかる。これはウタノコリをやってるおかげだと思う。アコースティックの方がお客さんや会場の雰囲気に強く影響を受けるんだよね。同じメニューで回ってもまるで違うライブになる。この数年間、ウタノコリをやりながら「ライブって、こんなにも一本一本違うもんなんだ」と再確認してた。そのことがエレキコンボになっても生きてる。それは成長だと思うし、ライブというものに対して今もって成長出来る事が嬉しい。
 お客さんの盛り上がり方も変わってきた気がする。勢いで盛り上がっていたところから、底から盛り上がるようになったような。それもウタノコリがあってのことだと思うけど、どうなんだろう。
 誤解のないように言うけど、ウタノコリもまだまだやるからね。別に卒業したって話ではないから。年末か、年始か、だろうね。

 

 

2009/5/25

 

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