地球日記

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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2004年6月】

■地獄の夏祭り

 なんと3年半ぶり2回目の人間華。「久々にやってみようか」と声をかけたときには、その
久々が3年半という自覚無し。諸事情によりドラムがミノルからノブに変わるけど、祭り度は
アップさせる予定。今、3-10 Chainが最高なのはアストロで証明済み。
 もちろん東京でのイベントも考えてます。この名阪ツアーとは中身が変わるけど。
これも諸事情により発表はもう少し先。
 では、ハセキョーの髪を上げたらどんな輪郭が出てくるのか気になりつつも、今日は原稿
書き。なんの原稿かは、これまた近々。


2004/06/01

 

■今日はたくさん歩いた

 昨日今日で宿題がいくつか片づいて気分もスッキリ。
 午後から必要なCDを探して歩く。たくさん歩く。後、スミchainのリハをのぞく。軽いパニッ
クと言って良いほど、テンションが上がってるスミちゃんが初々しく微笑ましい。これは良い
ライブになりますよ。
 ところで『地獄』って言葉が好き。正確に言うと『じごく』だが。この言葉を良く使ったの
は小学生の頃で、嫌な事は全部『じごく』で表現しておりました。なので、大人になって嫌な
事にぶつかった時、『じごく』という言葉を当てはめてやると、その嫌な事を小学生レベルに
おとしめてやったような気になるんだよ。ただ弱点は、本当に地獄としか言い様のない光景を
見た時に表す言葉に困る事。


2004/06/02

 

■目処

 今日も出かけて、作業をした。目処がついたような気がする。それにしても、パソコンを
自由自在に使う人を見ると、どこでこんなに差がついたんだろうと思うね。
 だけど小学校でパソコンを教える事の意味はわからない。ネットで何かを調べるやり方だ
とか、カレンダーの作り方だとか教えるのって、ビデオの予約録画の仕方を教えるのと大差
なかろうよ。かと言ってコンピューター理論を教えようたって、それより先に学ばなきゃ
ならん事は山とあるわけだし。


2004/06/03

 

■連載

『AQUADIUM』というインディーズ・シーンを紹介する雑誌で、半ページだけど、連載をする
事になった。ロック映画を紹介、というかそれをネタにコラムを書く。ちなみに一回目は
『ロックンロール・ハイスクール』。
 1200字くらい軽いもんだと思って安請け合いしたんだけど、いざやってみると結構大変。
歌詞と文章では脳の使い所が違うからね。
 しかし、いつか書きたかったテーマだから、調度良い機会をもらったと思ってる。あまり
アピールした事ないけど、もともとロック映画限定のコレクターなので。
 書店よりもCDショップを中心に流通してるそう。今月の何日かに一回目の載った号が出る
はず。肝心な所は曖昧。


2004/06/04

 

■年金国会

 結局のところ、小泉にとって年金などというみみっちい話はどうでも良いのだな。とっとと
片づけて、憲法改正とか、日朝国交正常化とか、後に教科書に載るような大仕事にかかりたい
んだろう。そう考えないと、今、ここまで無理して、役人がその場しのぎの辻褄合わせで作っ
た法案を通さなきゃならん理由がない。
 しかし、牛歩はともかく、牛舌はおしかったな。3時間、照れ笑いしながら自分語りをする
んじゃなくて、声枯れるまで説得力のある演説ができる力量があればね。もったいない。
 
 憲法改正だとか、日米同盟強化だとか、有事法制だとかやってるうちに、この国は経済から
滅びるね。アルゼンチンのように。


2004/06/05

 

■誕生日

 おめでとう、俺。だから特に何という事もなく、雑務に追われ、雨に濡れ、一日が過ぎる。
 誕生日記念に発表。実は今、2月24日渋谷0-West『不死鳥』をDVD化すべく、奮闘中。
CDを作るように、すんなり行かない部分が多々あって、なかなか完成〜発売の目処が立たなか
ったのだが、なんとかなりそう、かな?
 今までも何本かライブ・ビデオを出した事はあるけど、編集を一から手掛けたのは今回が初。
かつてはビデオ編集の機材といえば、非常に高価なものだったため、それ用のスタジオでなけ
れば出来ない事であった。必然的に予算、時間の問題で先にラフ編集しておいてもらったもの
に対して、あれこれ注文を出す形になる。なので、ある程度その時々の編集者のセンスの上に
乗っかったものにならざるを得なかった。
 もちろん、納得いくまでやるわけだし、過去のものを悔やんでるわけじゃない。ていうか、
それを言うならレコーディングだってそういう部分ってあるじゃん、と今気づいた。
 まあ要するに、今回は完全に自分のセンス、思いを込めた編集です、ということを強調して
みたかっただけなんだけど。プロなら遠慮して入れないだろう絵も入れたりするからね。もと
もと盛り沢山なライブだったから、非常に厚みのある作品になると思う。
今、6〜7割出来た状況。
 記憶にも歴史にも残る良いライブだったので、是非作品として世に出したかった。いわゆる
『上手なライブ』とは言い難いから、ビデオというクール・メディアになった時、その
『良い』が伝わるかどうか不安だったけど、案ずるより生むが安し。入魂の編集できっと伝わ
る。音も良いよ。あの日のみんなの思いと勢いに溢れた音がうまくパッケージされている。
 いやいや、ものすごい自画自賛だね。でも、かなり期待してもらっても大丈夫。きっと答え
られるはず。8月には売り出せるよう、進めてます。うまく行けば7月の遠征のとき先行して
発売できるかも、といった所です。
 


2004/06/07

 

■発表の連続

 メルマガでお知らせしたように、あれをやる。アルバム1枚作るのと同じくらいエネルギー
を使うわりには、結果ひたすらくだらないという、あれ。しかも今回、新ネタが2つ。いや、
ネタって。ヘル・シティ・ローラーズは、名前からしてほぼ伝わってると思うけど、その予想
を上回る事が出来るように考え中。ヘブンス・ゲートは、今回の隠し玉。実はここに至るまで
に2〜3案が暗礁に乗り上げており、その苦しい中で突然ひらめいたもの。まさに神の啓示。
くわしく説明するわけにはいかないけど、俺のイメ−ジ通りに行けば凄まじく馬鹿馬鹿しい事
になるはず。
 しかし、よく見直せば今回は『感動』するポイントがないな。過去最大にくだらない。
アコースティックで泣きを強めた反動か。なので、見に来る人もそのつもりで。出来るなら
『バカ限定』と入場制限をかけたいくらいだから。


2004/06/08

 

■では

 昨日は朝まで編集作業。今日はこれから出かけます。友と語らいに。
 では、失敬!。


2004/06/10

 

■外出中でも

 ハコ作りは進行。最大の難関、短歌詠み。曲がりなりにも『作品』なので、それなりに苦心
する。しかし、たった1人しか目にしない作品を作ってるなんて、よく考えたら凄いな。
やがてメルマガで配信するにしても、当面は1人。しかも全部配信するには数年かかるわけで、
その間にまた新しく作ったりもするだろうから、中には永遠に1人しか知らないものもある
わけだ。
 受け取った人はそれぞれに当たりはずれを感じるんだろうけど、ひとつづつ何かの想いは
こめてる。実際、ぎりぎりのものもあるけど。
例えば、これはもうわざわざ配信する気はないが
『じっちゃんの名にかけてこの長芋を折らぬようにそっと引き抜く』
 まあ、引用だし、意味無いし、くだらないしだけど、どうしても捨てられなくてね。そこは
かとなく可愛い感じが好きで、いまだに全然関係ない時にふとつぶやいたりして。誰がもらっ
たかわからないけど、俺の中では、はずれではないですよ、それ。


2004/06/11

 

■澄REC

 7月3日の澄chainライブの時、せっかくなんだから形として残るものを発売しようよとあお
って、CD-Rを作る事を決定。澄ちゃん作曲の、あの曲とあの曲を含む4曲入りミニ・アルバム
。昨日はそのレコーディング。俺がいても大してやれる事はないのだが、終了までつきあって、
朝8時帰宅。今日もこの後、0時から行ってきます。
 夏の3-10 chainのライブでも販売する予定。なかなか良い出来ですよ。


2004/06/13

 

■さすがに

 朝帰り。さすがにちょっと疲れ気味。それでもあれこれ用事をすませる。
 多国籍軍参加の是非を脇に置いたとしてもだね、嘘でも民主主義なんだから。小泉はもう
首相として云々以前に人として頭がおかしくなったとしか思えない。我々はメガネパーマに
支配された北の国の事をどうこう言えないな。参院選前に得意のサプライズでサマワ電撃訪問
を狙ってるらしいが、みんないちいち驚いてやらなきゃ良いのにと思う。マスコミも1人も
ついて行かないとか。フリージャーナリストが亡くなられたときに「だから行くなと言ってる
のに」みたいな発言をしてるわけだし。ノコノコついて行って、小泉ちょっとカッコ良い的
ニュアンスの報じ方をする社があったとしたら、そこは間抜け・オブ・ザ・イヤー。


2004/06/14

 

■近・オ合併

 しょぼい話だ。1リーグにしてドル箱の巨人戦に群がる図か。その巨人にしてからが、人気
が落ち視聴率が下がってるというのに。印象に残った誰かのコメント。「プロ野球は古いしが
らみと既得権益でどうにもならない所なんです。」1球団に偏重しすぎる事の弊害に多くの人
が気づいていながら、一握りの抵抗者に負けてしまう。既得権という物の力の強さを改めて
思う。今の日本を象徴してる。
 それにしてもしょぼい。夢もへったくれもない。しょぼい。


2004/06/15

 

■体にフィット

 何かを欲しいと思ってそれを買うのだが、その後、心から買って良かったと思える事は少な
い。久々にそう思えた物が、無印良品『体にフィットするソファ』。正式名称だそう。
「このクッション・ソファを下さい。」と言ったら「『体にフィットするソファ』ですね。」
と念を押された。さらに「ただいま『体にフィットするソファ』の在庫を確認して参ります。」
「お客さま『体にフィットするソファ』の在庫がございました。」とたたみかけられたし。
 だらしない姿勢でCDを聞いたり、本を読んだり、DVDを見たりする事が大好きな俺のライフ・
スタイルにぴったり。俺のための発明か、と思うほど。
 弱点はタバコの焼けこげなどで、わずかでも穴があいたら微粒子ビーズとやらが飛び散ると
脅されている事。ソファが使い物にならなくなるだけでなく、そいつが静電気を帯びて後処理
がとてつもなくやっかいらしい。毎日ビクビクしながら、くつろいでます。


2004/06/17

 

■すいか杏仁

 ふと気づけば、今年も7-11のすいか杏仁の季節。最も好きなコンビニデザート、それがすい
か杏仁。に、限らず7-11の弁当、惣菜、デザート系は他のコンビニと比べて図抜けている。
そうめんなどという、あまり差のつきにくい物でさえ、食べ比べると歴然。
 でもね、7-11のそれらが美味しいというより、他のコンビニのそれらが不味いと言った方
が適格なんだけどね。
 近・オ合併騒動で、球団を自分が買ったおもちゃぐらいにしか思ってないオーナーは、
ナベツネだけではなかった事を痛感。


2004/06/18

 

■暑いとしか言えない

 今年の夏はやる気充分なのか。頼んでもないのに今からはりきってるのか。それに俺を巻き
込むつもりか。クラス・マッチ前の体育会系バカのような夏がやって来るぞ。
 DVD編集の方。かなり大詰めに来てはいるんだが、この大詰めという奴が『大変』のピーク
だと徐々にわかってきた。7月のライブに間に合うかどうか微妙。
 もう20年以上も昔になるか。博多に住んでいた頃、ジュークレコードの松本さん主催の
レコード&トーク・ライブがあった。ブリティッシュ・ビート、ブルース、パブ・ロック等
テーマを決め、松本さんの選曲でレコードをかけ、合間に解説というか、へェなるほどな話が
入る。客は毎回アンジー、アクシデンツのメンバー+ジュークの常連さん数人ではあったが、
通称松本塾と呼ばれ、随分肥やしにさせてもらった。
 その松本塾でレゲエをテーマにしたとき「俺はあんまり得意やないけん、水戸くんやって」
と、名誉ある一日塾長をおおせつかった。選曲、パンフ作り、もちろん当日の進行。けっこう
一所懸命やった記憶がある。当時、レゲエがすごく好きでね。本当にそれしか聞いてなかった
時期もあったんだよ。
 その通称松本塾を今また再開しておられるらしく、数日前に電話がかかってきて「今度レゲ
エ特集をやるので、その時作ったパンフを復刻して配っても良いか」と。もちろん快諾した
ものの、何を書いたやらまったく思い出せず、気になって押し入れの奥深くを探索。発見。
20年ぶりに目にする。へー、ちゃんと書いてるじゃん。マンガはともかくとして。スカから
ラバーズ・ロック、シング・ジェイに至るまでがうまくまとまってる。偉いぞ、20年前の俺。


2004/06/20

 

■なんと!

 今週はずっと更新してなかったのか。ここ数日、1分たりとも余裕無し。こんな状態がもう
少し続くかな。
 今日は家内制手工業な一日。それはそれで満ち足りる。
 どうでもいいんだけど。『屑のテーマ』のエンドの顔をパチパチ叩くやつ。客は誰もやって
なかったのね。いつも目を閉じてるから知らなかったよ。会場が一体となってパチパチやって
るもんだと思ってた。編集しながら始めて知った。いや、ホントにどうでもいいんだけど。


2004/06/25

 

■時は過ぎる

 そうこうしてるうちに、ジャガー・ライブまで、もう1週間をきったではないか。
 というわけで、昨日は合間をぬって、リハをのぞく。さとし(澄田弟)も参加。何をさてお
いても兄弟共演は観せるべきだと、今ライブ発案当初からのイチオシ。いや、遺伝子って面白
いね。息の合わせ方とか、間違えたときのあわて方とか。
 今日は、いわゆる作業で、肩こり。首をボキボキいわしてたら頭痛がしてきた。めんどく
せぇな、頭痛持ち。おれは一生の間にどれほどの頭痛薬を飲むのだろう。東京ドームは無理と
しても、ちょっとした体育館の床くらいは埋まるんじゃないか。


2004/06/27

 

■本当に『仕方ない』のか

『仕方ない』という言葉について考える。それは思考停止の産物ではなかろうかと。いかにも
説得力のある弁を述べられたとしても、結論が「だからあれは仕方ない事なんだよ」だったら、
がっかりだ。始めから結論ありきではなかったかと疑う。
 なぜなら、この世のあらゆる事は『仕方ない』と言おうと思えば言えるからだ。その過程に
分析、論理、計算、思考等あったとしても『仕方ない』に辿り着いた途端に、それらはすべて
無いと同じになる。言いかえれば『仕方ない』のために屁理屈などこねるなって事か。
 それと同時に、生きていく中で『仕方ない』と言わなきゃやりきれない時もあるって事も
わかる。青春パンクのように闇雲に「あきらめるな、がんばれ」と呼び掛けるには人生を知り
過ぎた。むしろ『仕方ない』で溜まった悪いガスを抜きたまえと勧めたいかも知れない。
 要するに『仕方ない』という言葉を、さも立派な結論のように使われると強烈な違和感を
感じるという事だ。居直り、開き直りならまだしも、とさえ思う。
 それは心の片隅に「本当に仕方なかったのか?」という後悔の問いかけをもってこそ使われ
るべき言葉ではないのか。
 それならば、せめて歌にしてやれるのに。


2004/06/29

 

■老害

 インタビューされてるナベツネを、あらためてじっくり見てみるに、ありゃかなりヤバい
感じになってるね。それでもプロ野球の最高権力者なんだもんなぁ。『老害』という言葉しか
思い浮かばない。
 老害問題が難しいのは年寄りだから、即ダメとは言い切れない事。しかし、年寄りである
以上、ここから先はもうヤバいという一線は必ず来る。本人が気がついて身を引いてくれれば
良いが、まず無い事。周りも薄々わかってるんだけど、強力な既得権でガードしてるので、
自分が怪我するのが恐くて触る事すら出来ない。黙って倒れる日を待つばかりというネガティ
ブ・シンキング。
 そういえば中曽根も、ヤバい一線を越えてから、だいぶがんばってたしなぁ。
 世界一速いスピードで少子高齢化が進むこの国は、近い将来に老害で滅ぶかも知れない。
団塊の世代がヤバい一線を越え始めるあたりかな。


2004/06/30

 

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