地球日記

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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2004年7月】

■樹海

 ひと山越えたと思ってホッとしてたら、目の前に広がる果てしなきデジタルの樹海。
DVDの事だけど。
 まだまだ大変。と言うか、ワケわかんねぇ。
 そんな中、プレミアム・ボックスをすべて完成させました。順次届くと思います。
どうもありがとう。
 もう、少なくともこの箱は作らないのだと思うと、少し寂しいような気持ちがしたりしてね。


2004/07/01

 

■理系、文系

 この度の三菱自のてん末を誰か小説化してくれないかなぁ。組織が腐ってゆく、絵に書いた
ような例として、検証の価値はあると思う。最後には悪者が逮捕されて、それなりの爽快感も
あるだろうし。
 誰が言ったか「世の中は理系が作り出して、文系が動かす」というやつ。上手く回すために
はそれがベターな気はする。しかし、それの度が過ぎた時、つまり文系がおのれを過信した時、
崩壊が始まる。三菱自も大雑把に言うとそういう事じゃないかな。と、文系の俺は考える。
技術の問題は、どうしたって技術なんだから。わからない事は聞く耳持つしかないのに。
 ま、ずっとそこで信じて働いてきた人達にとっては、小説どころじゃないんだろうけど。
今そこにある現実だから。

とかなんとか言ってる内に、明日はジャガー・ナイト。色んな意味で楽しみ。


2004/07/02

 

■ジャガーの夜明け

 昨日の事を一言で表すならば、ハッピー。だね。
 ステージ・センターに立つ澄ちゃんが予想以上、期待以上だったのはもちろん、ウッチー、
ミノル、ゲスト陣がそれぞれに、当ライブでの自分の役割を言わずとも理解してまっとうする
姿に、人生の大半を音楽に捧げた者の人間力を見た思いだった。
 兄弟共演の『パリの空の下で』には、袖で見ていて不覚にも目頭を熱くした。理由がわから
なかったけど、今日になってふと「ああ、あの時、瀬戸内の風が吹いたのだ」と。
ちょっとロマンチスト。あれ、もしも御両親が見てたら、泣くわな。
 俺がフォローするのもなんだけど、CDね。はり紙に『限定(?)』とあったけど、あれは
巾着袋+バッジ付きヴァージョンが、もしかしたら今会場限りかもという意味です。
コストその多の問題で。CDそのものは売り続けますよ。多分。


2004/07/04

 

■DVD

 デジタルの樹海は、なんとか抜け出せたようだけど。草原に隠れて深い亀裂が口を開けて
そうで、恐る恐る進む。7月のライブに間にあうかは微妙。どちらかというと天秤は『無理』
に傾く。


2004/07/05

 

■何かと思えば

 七夕か。しかし、東京では天の川どころか北斗七星すら、探すのにひと苦労。ちなみに、
他に俺が識別出来る星座はオリオン座のみ。
 曽我さん再会は素直に喜びたい。が、その日を無理矢理、選挙前に持ってくるために、
いったい何を売ったのだろうか。
 次は萩〜博多ツアー。その日程からわかる通り、慰安もかねている。とても楽しみ。
面白いからやりたいと思う事がまだまだあって、よろしい。


2004/07/07

 

■1リーグ制?

 プロ野球は文化なのでビジネス論だけでは語れないと思う者ではあるが、そこはゆずって
ビジネス論から見たとしても、1リーグ制に向けてのこのてん末は大失敗であろう。人気商売
という特殊なジャンルにおいては、ナベツネ&堤は素人同然なのだという事が露呈した。
それは、ヤクザまがいの勧誘員に新聞を売らせたり、合法とはいえ常に赤字の新規ホテルを
作っておいて税金を安くしたりという、彼らお得意の経営論が通じるジャンルとはちょっと
違うはず。目先の損得だけでは判断できないものがあるはずなのだ。
 とか考えてるうちに、ふと思った事。ナベツネの権力を裏づけるのは、もちろん巨人軍の
人気だが、そもそもナベツネはそれには特に貢献してないんじゃないか?。長嶋と故正力オー
ナーが作り上げたものに乗っただけじゃないのか?。彼自身は人気商売というジャンルの中で
は、実績のない人なんじゃなかろうか?。実は。
 老い先短い事を悟った老人が、長年の夢というか妄想であった1リ−グ制を死ぬまでに見た
い、と。それにスポーツはおいしい事を知り尽くした堤が食いついたんだろうね。結論先に
ありきも、1年も待てないのもナベツネの寿命に由来する。多分。
 とにかく。古田よ、今こそストをしないでどうする。一部の茶坊主選手(主に巨人)どもが
ついて来なくても良いじゃないか。選手はグラウンドで頑張るしかないなどと言ってる場合じ
ゃなかろうよ。
 ファンもね、シーズン・ボイコットはつらいにしても、とりあえずオールスターを見ないく
らいの意思表示はしてやった方が良いと思うが。人気商売の恐さを教えてやるつもりでね。
オールスターの球場ががらがら、くらいのインパクトを与えてやらないと気がつかない、と
言うより知らないんだから、彼らは。いくら外野席に横断幕を広げても、結局あれもファンの
うちとしか思われてないよ。
 プロ野球ファン、なめられ過ぎ。


2004/07/08

 

■言い間違い

 病院に行った。受付のおばさんいわく「保険証はありえますか?」と。ちょっとした言い間
違いなんだけどね。反射的に「ええ、可能性は充分です」と答えておいた。
 たわむれに『梅図かずおの世界』という食玩を買ったら、いきなりシークレットを引いてし
まった。どうすんだよ。コンプリートせざるを得ないじゃないか。
 前にも書いたけど、曽我さん一家再会は素直に喜びたい。しかし、当事者ではない者が、
感動の、感動です、感動しましたと連呼するのには閉口。それ、正しくは、もらい泣きじゃな
いか?。

2004/07/09

 

■政治不信

 政治家なんか信用できないというのは、夏は暑いというのと同じくらい当たり前の事なので、
それでも何を選ぶのが比較的ましなのか、だけを考える。だいたい民主主義なる制度自体、
最高でも最善でもない。今の所、人間が考えうる中では比較的ましと思われるだけだもの。


2004/07/10

 

■辞めないの?

 思ったより負けなかったな、自民党。なりふりかまわぬ『選挙区は私に、比例区は公明党に』
作戦が功を奏したのかね。小泉自身、かつては反学会の急先鋒だったのに。このまま選挙協力
どころじゃない関係性を保つなら、もう一体化して自由公明党になれば良いのに。って、田中
康夫が言ってたんだけど。なるほど確かにだね。連立与党で過半数なので敗北ではないなどと
屁理屈を言うならば、なおさら。
 小泉はもともと総理になる目などまったくなかったのに、時代状況の中でなれてしまった。
だからこそ何かやってくれるんじゃないかというのがその人気の起点であったが、次第に本人
がその地位に恋々とするようになる。心根が変わってしまった以上、中身はないにせよ歯切れ
だけは良かったワン・フレーズ政治は、ただ雑なだけの政治と化す。ここから先、ひたすら
晩節を汚すだけになるのは勝手だが、例えば国家100年に累を及ぼすような事はしでかさない
で欲しい。頼むから。


2004/07/12

 

■歌姫探偵

『天童よしみの歌姫探偵』をご存じか?。フジテレビの金曜エンタテイメントの枠で不定期に
放送される2時間ドラマなのだが、筆舌に尽くし難く凄い。もともとフリークスっぽいよしみ
の演技。下手とか、ダイコンとかはざらにあるが、人間のする事とは思えない演技というのは
めったになかろう。強いて言えばバケツに演技させるとこんな感じか。そしてバケツ相手に
芝居をこなす吉田栄作。かつて、ホウキ相手でもプロレスが出来ると称えられたリック・フレ
アー並み。って、ほめてんのか、これ。
 数週間前に2回目が放送になったばかりなので、次回は半年以上は先だと思われるが、必見。
まあ、見逃したとしても生きる上では何の損失でもないが。
 リハ中に、話題になったので唐突に書いてみた。


2004/07/13

 

■夏だ

 太陽の下で暑いのは我慢出来るが、夜になっても暑いのは我慢できない。と言うか、許せな
い。お前など暑くある資格など無いのだ。夜のくせに。
 ぼちぼちと旅の準備。日が近づくにつれ、20年以上ぶりに萩で歌うという事が感慨深くな
ってきた。とは言え、実際には始めての場所みたいなもんなので、どんなライブになるのか
予想がつかないんだけど。
 客席の様子とは無関係に極まるかも知れない。


2004/07/14

 

■旅の準備

 旅の準備に奔走。気がつけば海外旅行並みの荷物になってしまった。特に皮ジャン。かさ張り
過ぎ。着てないとこんなにジャマなんだな。
 これを書くのは3度目だが、曽我さん一家再会は素直に喜びたい。しかし、家族で北朝鮮式
のトランプゲームをし、負けたひとみさんが罰ゲームで『サザエさん』の主題歌を歌ったと
いう事を報道して何の意味があるのか。
 記者が真面目な顔して原稿を読むもんだから、思わず笑ってしまったじゃないか。油断した。


2004/07/15

 

■歯医者が多すぎる

 おととしの9月、初台ドアーズでライブをした時のMC。
 引っ越した先で飛び込みで歯医者に入ったみたら大ハズレ。中は汚い、受付も助手もいない、
患者とのコミュニケーションもまともにとれない変人丸出しの医者。ダメだこりゃと思って、
引っ越す前にかかってた所に電車に乗って出向き、受付のおばさんに保険証を見せたところ
「新しい歯医者に行かれてますね。そこがかかりつけの医者という事になってますよ。」
歯医者のかかりつけなど初耳だったので質問すると「最近始まった制度で私も良く分からない
んですが、初診料を高く取るかわりにかかりつけになるんです。」「患者のメリットは何です
か?」「さあ?、ちょっと丁寧に診るという事かしら。」本当は患者の了解をとらなきゃいけ
ないらしいんだけど、ダメ歯医者が勝手にやっちまったらしい。
 それはともかく問題は、かかりつけが決まってる患者は、他の歯医者が了解なく診てはいけ
ないのだという。二人で困ってると奥から先生が出て来て「ああ、あれか。僕は反対なんだ。
意味ないから。良いから入りなさい」と、診てくれた。その後、変人ダメ医者に電話して、
文句言ってやって云々かんぬんとあるのだが、はしょる。
 日歯連の臼田が、巨額の裏金、賄賂を使ってやった成果があれだったんだなぁ、と。需要を
供給が上回ったら淘汰が始まるのは当然。実際、歯医者が多過ぎる。潰れるとしたらダメ医者
だからじゃないのか。
 DVD、萩には無理だったけど、博多にはなんとか間に合いそう。アクシデントさえ無ければ
ね。同じ頃、内容の詳細も発表できるよう、段取りしてます。
 さあ、旅立ちだ。今月いっぱいは、ここの更新は滞りがちの予定。


2004/07/16

 

■出発

大渋滞、集中豪雨、ガス欠。予定外の長旅。


2004/07/17

 

■前日リハ

澄ちゃん欠席なので、ぼんじ君を代役にリハ。引き続き、前打ち上げ。主催者、出演者の熱い
何かに触れる。明日が楽しみ。


2004/07/18

 

■カウンターアクション

それは『いつかこの地に帰ろう。とても穏やかな光溢れる場所へ、友よ』という歌詞を地で
行く事だったのだ。手作り感いっぱいのイベントは忘れかけてた、忘れていた何かを色々と
思い出させてくれた。ありがとう。

2004/07/19

 

■慰安1

海水浴(ハードコア・バージョン)、釣り、温泉、ゲーム。


2004/07/20

 

■慰安2

そうめん流し、海水浴(メロコア・バージョン)、温泉。


2004/07/21

 

■練習

長門にはスタジオなどという気のきいたものはない。友人が練習場に使っている、山奥に廃貨
車を置いて中を改装したものを借りる。クーラーはついてないので、みんな上半身裸で汗だく。
かつて高校生の頃、練習といえばこんな風だった。
バンドの音よりヒグラシの声の方が大きかった。


2004/07/22

 

■福岡CB

うん、すがすがしい。バンドという表現形態における『気持ち』の比重の大きさを再確認。
数日間、寝食風呂を共にしたからね。まさに兄弟。針を振り切った良いライブだ。
DVD先行発売。バンドでのライブの後は無理だろうと思ってたけど、がんばって物販&サイン。
羅門という字や、結婚という字すら書けなくなっていて、いわゆる『ジャンケン・ドゥー状態』
の時は、バカになった気がするのではなく、本当にバカになっているのだと知る。


2004/07/23

 

■ライブ翌日

打ち上げで予定外に遅くまではしゃいだ翌日の、この暑さはきびしい。取材、ラジオ出演。
狙ったわけじゃないけれど、萩〜博多というのはリボーン・コースになってたね。
来年もできると良いなぁ。


2004/07/24

 

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