地球日記

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【2005年1月】

■2005年

 あけましておめでとう。
 大雪の大晦日って、記憶にないね。それもおつなものと言いたいところだけど、もしかして
被害を受けた人もいるのかもと思うと口をつぐんでしまう。これからは、予想を越えた事が
次々と起きるのだという先触れのような気もしてしまうし。
 とにかく、まずは2/26に向けて。そこで新アルバム&新ボックス発売と、素晴らしいライ
ブで、はずみがつくようがんばります。今年もよろしく。
 その前に1/9のドミ祭りがあった。新年早々、バカパワー炸裂だ。


2005/01/01

 

■ネジを巻く

 暮れも正月もないつもりでいたけど、結局人並みに正月休みを満喫。
 しかし、やらなきゃいかん事に対して、日にちが足らないような気がする。よし、ネジを
巻け、俺。
 年末年始は『竜馬がゆく/司馬遼太郎』を、数十年ぶりに再読して過ごす。学生時代以来か。


2005/01/03

 

■トラブル・デイ

 今日はトラブル情報がたくさん飛び込んで来た。くわしく書けないけど、不思議と重なるも
んだね。
 しかし、最後は成るように成ると自信持ってりゃ、意外とへこまないもんだな。
 すべては気持ちの持ちようさ。


2005/01/05

 

■1・9に向けて

 1月9日のライブで使うビデオを、ウッチーと一緒に編集。あ、MC・ボビーのパートじゃな
いよ。
 今回、はっきり言って、ここまでしてやらなくても良かろうという所まで関わっている。
それは、乗りかかった船という事でもあるが、どうしてもほっとけない気にさせる何かをドミ
ンゴスのメンバーが持っているという事でもある。俺にとってドミンゴスとは、ずっとそうい
うものであった。
 よって、このライブは、ほぼ全面プロデュース。主役はもちろん彼らだが、幾分かは俺の
作品と思ってもらって結構。ドミ・ファンでなくても「なんか面白いものが見れた」と思え
るはずなので、迷ってる方は、迷わずどうぞ。


2005/01/06

 

■大津波

 スマトラ沖地震による大津波。ニュース番組がニュース番組のくせに、長々と年末年始の
休みをとるため、遅ればせながらではあるが、徐々にその凄まじさが伝わって来る。
 おそらく有史以前なら神話に刻まれたであろう規模だ。可哀相なんて言葉が吹き飛ぶ。
 しかし、それでも光を見るならば、世界のゆるんだタガを締め直す契機にはなるかも知れな
い。まさに神話的であるならば。
 無責任な見方かも知れないが、そうとでもしなきゃ浮かばれないと思う。


2005/01/07

 

■それでは

 明日のライブのゲネプロ。通してやってみるって事だね。良く仕上がった。バッチリ。
それでは、明日。


2005/01/08

 

■昨日のライブ

 うまくいって、ほっとした。狙った事が狙った通りにハマるか、最終的にケツを持つのが
自分じゃないという心配。気疲れという点では自分のライブ以上。
 一休がいるなら、全部一休が歌えば良かったじゃんという声もありそうだが、それが出来
りゃ、始めから苦労しないわけで。
 さっそく、今日から自分の活動再開。ただし水面下。

2005/01/10

 

■よし!

 忙しい合間をぬって、新年会というわけでもないが、それ的な集い。テンション上がった。
笑った。今年も面白い年になりそうだ。
 体の内に、確かに何かがみなぎっている。それが何だかわからないけど。よし!やるぞ、
色々。


2005/01/11

 

■レコーディング中

 ずっと家に居るけど、これでもレコーディング中。遠く離れていてもネットを介してアルバ
ムが作れるとは、便利になったもんだ。そこは素直に認めよう。
 でも、気心が知れてるからこそ、ではあるな。1を伝えて10を受け取ってくれないと、
やっぱり面倒くさいかも。0.1くらいしか伝えない時もあるし。
 それでも、イメ−ジ通り、思惑通りに進行中。
 
 1/9のライブについて。ファンには、やはりビデオ〜一休登場がピークだったんだろうけど、
個人的には和嶋君のシーンがツボ。何から何まで、意味がないんだもん。やらせておいて言う
のもあれだが、思い出すたび面白い。
 そんな演出を普通に受け入れてくれる和嶋君が、今、俺の中でブレイク。


2005/01/12

 

■タイトル

 アルバムのタイトルは『笑う面々』である事は決めている。メルマガの中で出してたっけ。
 雑にテーマを言えば「強き弱者」。自分も、自分の周りも何処かで何かを失敗した者ばかり。
でも、懲りてない。その強さこそ。
 別に表せば、前作が夜に聞く事を想定してたとすれば、今作は朝一で聞くもの。のつもり。
出来るかな。
 創ってる最中はいつもそうなんだけど、今もうっすらと興奮気味。


2005/01/13

 

■アディオス

 昨日は青山の『月見る君想う』という、変わった名前のライブハウスでドミンゴスのライブ。
1/9と合わせて、今回は完結という事で。しばらく、また会えないのだろう。アディオス。
 アルバムの全貌が、だいぶはっきりしてきた。創ってる時はいつも「これは最高傑作が出来
てしまう」と思うもの。出来ちゃうなぁ、これは。


2005/01/16

 

■ムック本

『地方がヘンだ!』洋泉社ムック
 車で全国各地へ行く。ここ数年、高速を降りてから市街地に入るまでの景色が似通ってきた
のが気になっていた。いわゆる郊外商業地である。パチンコ店、ビデオ&ブック・センター、
巨大ショッピングモール、ファミレス、ファスト・フードなど。それらは広い駐車場を備えて
おり、看板も道往く人ではなく、車で来る人を対象にしているため、みな大きくけばけばしい。
その地方ならではの、ここに来たなぁと感じ入る景色は失われていく。
 人口の限りのある街でそこに客が集中するという事は、当然もともとの中心地であった駅
周辺は寂れるわけで、その寂しさも気になっていた。
 話し変わって、最近の全国を騒がすニュース、特に未成年、子供がらみの事件が、犯罪発生
率の高い都会ではなく、地方で起きているという事実。
 もしかして、これは関連性があるのかと訝っていたところ、同じような事を思う人がいる
もので、上記のようなムック本が出ていた。
 今ひとつ論じ切れてない感もあるが、やっぱりとか、なるほどとか思う箇所も多々有り。
 東京に移り住んでかれこれ19年。自分の事を『誇り高き地方出身者』だと思ってきたが、
自分の知る地方など、もはや幻想なのだろうか。


2005/01/18

 

■それでは

アルバムを仕上げて来ます。その間、ここは、おそらく10日程度休みます。それでは。


2005/01/20

 

■出来たー!

 なんだか凄いのが出来てしまった。前作のイメージで聞くと、ちょっとたまげるかも知れな
い。なんだろう、この飛躍は。
 あっという間の長い時間だった。矛盾してるけど。
 青汁畑の真ん中にポツンとあるスタジオで、内に畳の部屋があり、そこで一人で寝泊まり。
一番近いコンビニも車で10分程度かかる。そのコンビニに行くのに2回ほど外に出ただけで、
後はずっと建物の中にいた。宇宙飛行士みたい。
 レコーディングそのものは21〜22時頃終わっていたので、以降は一人残って本を読んでい
た。テレビくらい見れるのだが、その環境だと不思議と見る気が起きない。新聞も読まなかっ
たので、まったく世捨て人。たまには良い。
 3日で11曲を歌入れするのはハードなスケジュールなのだが、覚悟してたよりずっと平気だ
った。気の充実。一気呵成。上手い下手を言うより気迫がこもってると、我ながら思う。
 ソロ名義ではあるけど、色んな人の力をもらってる。中谷、宇野君はもちろん、コ−ラス入
れなど、平日の昼間にみんな仕事をすっとばして集まってくれた。単純な結論だけど、もっと
頑張ろうと思った。これは頑張って、一人でも多くの人に聞いてもらおう。


2005/01/30

 

■スタジオの事、続き

 スタジオの状況が面白かったので、続き。
 もともと倉庫だったので、かなり広い。その片隅に畳み敷きの寝泊まりする場所がある。
そこに夜はたったひとり。広い建物にひとりでいると寂しいようだが、それはそうでもない。
建物の外側がさらに広いからだ。布団に寝てると意識の中で建物が消えて、この半径数百メー
トルに俺ひとりが寝ていると思う瞬間がある。寂しいを通り越して、荒涼とした気分になる。
慌ててかき消す。
 それでも、もともと田舎育ちだから割と平気だが、ウッチーなどは耐えられないんじゃなか
ろうか。2人以上なら大丈夫だろうが。
 東京にいる時と「ひとり」の意識の仕方が違うなぁと、再確認。
 あんまり言うと住んでる人に申し訳ない気がしてきたな。スピッツのマサムネ君の実家が
近いらしい。
 帰って来る早々ですが、また出かけます。新年会&温泉という、極めて重要な用件がある
ためです。2日ほど休みます。


2005/01/31

 

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