地球日記

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【2006年11月】

■枕

 なかなか寒くならないから実感ないけど、11月になっちゃった。間に合うのか。色んなこと。
 
 また新しい枕を購入。メディフローのウォータベース・ピローっていうやつ。枕の底に水を入れるが、いわゆる水枕ではない。水袋と頭の間にはNASAの開発したなんたらいう素材がはさまる。一番下が水だから、無理のない形で頭を支えるそうだ。
 確かに圧迫感はない。しかし安定感もない。一晩使ってみたら、案の定首が痛い。本当に良いのか?これ。高さ調整次第かな。もう一晩がんばってみようか。
 ここ数年慢性的に首の調子が悪いので、とにかく枕を買い替える。この一年だけで5個め。何が良いのかまったくわからなくなってきた。「結局ソバがらだよ」という意見を聞く。薄々「そうではないか」とも思っている。しかしここまでチャレンジし続けて落としどころがソバがらというのは、どうにも許せない。一般人が知らないような究極の枕にたどりつきたい。ほくそ笑みながら眠りたい。
 理想は天使たちに頭を支えてもらって眠ること。かも知れない。

2006/11/01

 

■映画

 ここのところ日記を書くのが滞りがちなのは、青森に通うので精一杯だからではない。いや、それも多少はあるか。しかし主な理由は短歌作り。前回から1年半、それだけ期間があれば相当溜まってる予定だったんだがね。とにかくずっと言葉と格闘してると、他に何か書く気も起こらないのである。この上さらに歌詞も書く。ていうかあきらかにそっちが本筋。
 そんな中、おとといの話だが映画を観に行った。放送がらみだがついでに観たいものを押さえとこうと1日3本。
『ナチョリブレ』。内容以前にジャック・ブラックが最高。今一番好きなハリウッド・スターかも。って、ハリウッド・スターという言葉がまるで似合わない人ではあるが。とにかく画面に映ってる限り、何かくだらないことしておかないと気がすまないんだね。ベタといえばベタだが、それの何が悪い。俺もこれからはベタでいく。よーし、ベタるぞ。
『スネーク・フライト』こういう馬鹿作品をちゃんと作るからアメリカ人はあなどれない。馬鹿なんだけどハラハラさせるしドッキリさせるし。みんな真剣にやってるんだもんなあ。しかしヘビって。なんで思いついちゃったんだろう?
『手紙』東野圭吾原作ってことで。んー、原作に負けてるかな。でも沢尻エリカの存在感は凄かった。主役も食っちゃってたね。凄すぎて役柄さえ超えちゃった感もある。誉めてるのか、それ。
 ところで3作ともそうだったのだが、クライマックス・シーンあるいは一番衝撃的なシーンをテレビの予告CMで使うのはどうか。頼むからやめて欲しい。この3作に限らず最近増えている。
 シングル曲のCMでサビの部分を使うのと同じつもりか知らないが、映画は物語を観せるもの。一緒くたにするな。それはもはや犯罪に近い行為だ。いくら客を入れたくても作品に愛があればしないことだと思うがね。

2006/11/05

 

■DIG!

 DVD『DIG!』を買った。見た。劇場公開時、うかつにも見逃していたことを後悔する。
 ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーとダンディ・ウォーホールという2つのバンドの7年間を追ったドキュメンタリー。問題家庭に育ち病的なまでに商業主義を拒絶するBJMのリーダーのアリスン。他人とおりあえず出入りしたメンバーはのべ40人というワンマン・キャラ。ただし圧倒的に才能はある。そして普通の家庭に育ち商業主義ともおりあいをつけてやっていけるDW。7年前は仲も良く一緒にイベントを企画したりしてたのだが、DWがメジャー・デビューを決めたあたりから道が分かれ、なんだかややこしい関係になる。明暗を分けるのだが、どっちが明でどっちが暗かはわからない。どちらも明でありどちらも暗なのかも知れない。その展開はドキュメンタリーなのにシナリオがあるかのような面白さ。
 メタリカやラモーンズのようなビッグ・ネームではない。よっぽどの洋楽マニア以外知らない程度のバンドだろう。世界中に星の数ほどいるようなバンドだ。しかし、だからこそ浮かび上がってくるものがある。アメリカの音楽産業の構造的欠陥(それは日本の音楽産業にも通じる)。ロックという俺様音楽と商業主義との兼ね合い。ロックの怖さ、純粋さ。など。
 アメリカの音楽雑誌がアンケートで選んだ「ロック映画オールタイムBEST 100」の第8位にいきなり選ばれただけある。『メタリカの真実』も『エンド・オブ・センチュリー』も傑作だが、ピラミッドの裾野でしか見えない景色もある。それも含めてロックなのだ。これも傑作。
 それと、ついでに。大貫憲章氏のライナー・ノーツでアンジーの『素晴らしい僕ら』の歌詞が引用されてた。ちょっとうれしい。微妙に間違ってるけど。「くそったれでも」じゃなくて「くそったれだって」です。
 ところで昨日、すごくいい歌が出来た。うっかりすると泣いちゃう歌。ていうか歌詞書きながら泣いてたし。「音楽は詩に出会い歌となる。詩は音楽に出会い歌となる。」by なかにし礼。

2006/11/09

 

■リハ

 久々のリハ。もちろん博多、代官山でのライブに向けてのものだが、新曲おろしもやった。実は博多のライブにくっつけてレコーディング・スタジオを押さえてある。次のアルバムでは2、3曲ながらウタノコリ・メンバーで録ったものを入れようかと。まずは先日出来た「泣きの曲」。うん、いいね。
 藤原プロのさらに下をいく、とある人のとある逸話を当の藤原プロから聞いた。あまりに下過ぎてとても書けないが、世の中下には下がいるもんだなあと変に感心。下を見て自分はまだ大丈夫と思ってしまわないようにプロに注意。

2006/11/13

 

■週刊

 ここのところ週刊ペースだね。色んなことが重なって、いっぱいいっぱい。
 昨日の青森ワラッターはゲストが多かった。恭一も来た。当然楽しくなってしまうので、いつもは2〜3時に終わる打ち上げも5時まで。さすがに今日はへとへとで帰って来たが、即リハ。しかもこの雨の中、自転車で。眠いし声も出ないしではあるががんばって、新曲がまた1曲出来た。どんな感じって説明しにくいけど。まあ、俺なりのストレートかな。ストレートのつもりでナチュラルに曲がってるんだけどね。いわゆるクセ玉ってやつ。それが持ち味。
 ところで、俺はどうやら雨の中をカッパ着て自転車で走るのが嫌いじゃないことに気がついた。好きって言っちゃうと、雨が降ったら用もないのに自転車で走り回らなきゃいけなくなっちゃうからね。あくまで嫌いじゃないってことなんだけど。たぶん高校生の時に自転車通学だったりとか、中学生の時に新聞配達をしてたりとか、そういうのが関係してるんだと思う。妙に落ち着く。

2006/11/19

 

■Wii

 ニンテンドーのWiiが欲しいな。つい最近までWillだと思ってたくらい興味なかったのに。いかにも遊んでるって感じで、なんだか面白そうじゃないか。でも半年後まで、絶対に手に入らないね。出遅れもいいとこ。だってWillだと思ってたんだから。暇な時なら徹夜で並んでやるのに。その程度のガッツなら今でもありますよ。
 さて、もう福岡へ向けて旅立つよ。ライブの前にレコーディング。曲もぎりぎり間に合った。スタジオは押さえたがやることが曖昧でダラダラという事態はまぬがれた。もちろんライブの準備もしっかり出来てる。新曲も披露するし、おなじみのところもやる。面白いよ。
 歌詞書いてたから頭の中がぐるぐるする。

2006/11/26

 

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