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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2007年4月】

■ウタノコリ名阪

 たった2日なのに縦断ツアーをしてきたかのような手応えと充実感、そして疲労。帰京した今日はボケボケ。1時間ごとに凡ミス。藤原プロなみ。  今回のアルバムの曲はライブ向きというか早く人前で歌いたいと思うものばかりなので、必然新曲の割合が増えた。それが新しいウタノコリにつながったように思う。相乗効果で前の曲も輝きを取り戻した気がしたし。
 名阪とも年内にもう1回は行きたいね。今回これなかった人も次回は是非。だってこんなに面白いからね。自分で言うのもあれだけど。

 次の旅は5月末。広島山口博多。きっとこれもいい旅になる。そして代官山の頃にはとんでもないほど面白くなってるんじゃなかろうか。

 

 

2007/4/1

 

■三選

 三選しちゃったよ。たとえ石原でなくとも三選はまずいよ。
 俺の周りにはいっさいその気配がないので知らなかったが、どうやら東京都は本当に景気が良いみたいだね。大方の人は現状のままで良いと判断したわけだもの。あれだけ福祉を切り捨てても票を集めるんだからね。
 それとも今流行りの右気分か。しかしあれは国粋主義というより国粋趣味だがね。主義と呼ぶには身を削ってる感が伝わってこない。税金で大名旅行したり無能な身内を重用したり。またちょっとそれを書かれたらバッシングされたとヒステリックに騒ぐし。真のナショナリストこそ嫌うべきタイプだと思うが。売りのガンコ親父スタイルにしたって、しょせん田島陽子に言い負かされる程度だし。
 しかし一番の要員はやはり浅野と民主党のていたらくだね。特に何度もニュースで流れてた「プレスリーのそっくりさんライブで歌う浅野」映像。ありゃ完全に変な人だもんな。さすがに引いちゃったよ。あの国辱的な「プレスリー邸にてブッシュの前でご機嫌に歌う小泉」映像をうっかり超えてしまってた。あんなもんで無党派層にアピールしたと考えてるようじゃ、そりゃ落ちるわな。
 この際オリンピックなどどうでもいい。あと四年もあのじいさんの殿様気分につき合わさせられるかと思うと気が重い。今まで以上に調子にのるんだろうなあ。

 

 

2007/4/8

 

■お知らせ

 14日のレッドシューズでのライブは11時30分頃の出演になります。ぎりぎり終電に間に合うかも。無理かも。  実を言うとレッドシューズって名前だけは知ってるんだけど一度も行ったことがない。ハコの雰囲気のイメージがつかめず、どんなライブになるやらも予想がつかず。そういうライブって近頃珍しい。

 女優の藤谷文子さんが『星暮らし、歌暮らし』の中の『月の浜辺で』の歌詞にインスパイアされた短篇小説を書いてくれました。4月20日発売の『R:es(りす)』(リトルモア社)という雑誌の彼女の連載ページで発表です。

 嬉しい反面、照れ臭くもあるのでコメントもしづらいのですが、良い感じの不思議なお話になってます。もともとが不思議な歌だし。

 

 

 

2007/4/12

 

■レッドシューズ

 出演時間が遅いので、リハはやらない事にしてゆったりと22時30分頃会場入り。しかし。やっぱりリハはやった方が良いね。まず出番直前にピアノのトラブル。DとB♭の音がオクターブを越えてすべて出ないというデジタル特有の変な現象。機材搬出を終えた対バンのものを借りに行って数十分。いざライブを始めてみると自分の声がいつもと違う。なんだろうと思いつつ2曲ばかり終えたところで「あ、ここモニターがないんだ」とようやく気づく。気づいた時にはもう声が若干つぶれてた。久々の『銀の腕時計』だったのに。
 しかし、それらも含めて面白かった。知らない人に向かって今のアコースティック・スタイルをぶつけることが面白い。会場が目に見えてひとつになっていくことが面白い。やりなれたライブ・ハウスじゃない場所でやることが面白い。
 予想以上に自分のお客さんが少ないようで、アウェイな感じも覚悟してたんだけど、みなさん歓迎ムードだったのもありがたかった。良い夜だった。

 色んなハコでやってみたいと強く思った。ライブの中には、まだ知らぬ発見があり新鮮さがある。たくさんの「こんな街のこんな店のこんな人たちだからこんなライブ」をやりたい。
 考えてみるかな。とりあえずは日帰りで行ける範囲だろうけど。

 

 

2007/4/15

 

■屁理屈

 ヴァージニア工科大学銃撃事件に際しての全米ライフル協会のコメント。「銃は車椅子に乗った女性が悪から身を守ることができるものであって、銃が悪なのではない。」
 このような愚にもつかない屁理屈でも聞けば三分の理があるように思える。しかしやはり屁理屈はどこまでいっても屁理屈。拳対拳、刀対刀、弓矢対弓矢、その流れの中でたまたま迎えたピークが銃だったというだけじゃないか。理としては「核は弱小国が悪であるアメリカ帝国から身を守ることができるものであって、核が悪なのではない。」と地続きだもの。
 確かに銃は道具にすぎない。しかし道具とは目的を効率よく達するためにあるもので、銃の目的とは人を殺傷すること。そんな道具をいくら美辞麗句で飾ったところで屁理屈以下の糞理屈だ。

 しかしあの犯人、犯罪史上ぶっちぎりにカッコ悪いなあ。いや、ちょっと不謹慎かもしれないけど。
 メモを見ながらの犯行声明、恋愛がらみという動機の恥ずかしさ、かつて書いた戯曲の稚拙さ、過剰な被害者意識。あれじゃコロンバイン銃撃事件の犯人のように一部でカリスマ視されることもなかろうね。なにより犯行声明ビデオでの格好。元ネタがタクシードライバーと丸わかりの浅さ。この期におよんでコスプレかよ。
 あんなカッコ悪いどうしようもない男でも大量殺戮出来たのは銃という効率的な道具があったからこそだからね。それをふまえて全米ライフル協会のコメントを捉えてみて。

 

 

 

2007/4/23

 

■道徳

 あまりにも堂々と行われてるので私立高校の野球特待生というものがルール違反だとは知らなかったよ。野球を題材にしたマンガや小説にもよく出てくるし。大抵の気骨ある主人公はそれを蹴るんだけど。
 しかし本来は裏金で分不相応な暮らしをする監督やコーチ、子供の上前をはねようとする小狡いブローカーなど大人の問題なんだろうに。現役の高校生ばかりが貧乏くじ引かされて、大人は誰か責任取ったのか。高野連って何のためにあるんだろう。あって良かった高野連と思えたことなんて一度もないよ。
 この件に限らずあらゆる分野での大人のモラルハザードがはなはだしい。道徳を教科に格上げするったってね、大人がこうなんだもの。子供に押し付ける前にやることあるだろうに。

 

 

 

2007/4/29

 

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