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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2007年9月】

■世陸

 やっぱり言ったね。「選手はがんばった。感動をありがとう。」みたいなこと。なんかモヤモヤするから勝手に世陸と略してやった。
 どこをどう見ても惨敗としか言いようのない結果を前に、それを言っちゃあ駄目だと思うよ。選手強化方法が間違ってるんじゃないのか、そもそも陸連はどうなのか、どこかで役立たずが予算をパクってるんじゃないか、あらゆる問題をなおざりにして次回また逢いましょうだもの。オリンピックもワールドカップもそうだった。
 非日常は日常を底上げするためにあるべき。ハレの日のためにケの日々のをやり過ごすんじゃない。ケの日々に光を当てるためにハレの日に騒ぐのだ。
 そりゃ非日常は儲かるよ。祭りだし、ビッグ・イベントだし、数年に一度だし、おまけに独占だし。しかし、はしゃいで終わり、儲けて終わりという焼き畑農業みたいな事態はじきにジャンルを衰退させる。
 例えば音楽業界のね、夏フェスの動員(非日常)は増えてるのに、定期的にライブハウスへ通う人(日常)は減少傾向にあるという事態もね。はしゃいでる場合じゃないんだけどね。

 

 

2007/9/3

 

■リハ

 台風のイントロダクションが流れる中、華吹雪のリハ。来週は「歌合わせ」のリハなので、先んじて今週より。今日で2回目。
 このユニット、けっこう本気。かつて人間華でやった「有名曲を独自過ぎる解釈のアレンジでカバーする」というコンセプトをあらためて発進する。新曲というか新ネタというかも2曲ある。これ、かなりイカすぜ。あの有名曲がこんなあられもない姿で!と、元アイドルのヌード写真集を見たときのような衝撃を受けるはず。
 今回は間に合わなかったけどアイデアがまだ2、3曲分ある。よーし、目指せワンマン。かもしれない。

 

 

2007/9/6

 

■明日だ

 地元で代々安倍家を支援している人が総理就任時に「あんな線の細い人が総理になって大丈夫じゃろうか」とつぶやいていたのが印象的。不安は的中したね。前代未聞というかあってはならない事態。空気が読めない人と判断したが間違ってた。半径1mくらいの空気だけを必死で読む人なんだね。それで疲れちゃったのか。弱さを責めるのはしない主義だが仮にも国の最高権力者であれば例外。あんたあんまりだ。総理どころか政治家にすら向いてなかったのかも知れない。そんな人物を見てくれだけでかついでいたとはなんと恐ろしい。一億総懺悔に意味はないが、こりゃみんなが恥ずかしいと思うべきなんだろう。しかし次期総理に望むとアンケートを取ったら懲りずに小泉とか舛添とか小池とか上がるんだもんな。このレベルの低さは結局は民意の反映なんだね。麻生も福田もどっちもどっち。二世議員だもの。「向いている」から政治家になれたのかどうかね。

 色々あったりなかったりで、いやー、もう明日が『歌合わせ』。スイッチは入ってるよ。急に思い立って、とある詩を書き下ろしたし。明日のお楽しみ。

 

 

 

2007/9/14

 

■第2回歌合わせ

 歌合わせシリーズはいい。ステージのすぐ裏で歌を聴きながら集中力を高めるのがいい。客席に残った空気を感じながら歌い始める瞬間がいい。だんだん空気が混ざり始めるのを実感するのがいい。最後に客席も含めひとつになれた気がするのがいい。「ひとつになった」というのは幻想だが、そのライブは現実なんだ。
 今この人とやりたいという直感が重要なんだろう。
 そういう点でサトルとやってやはり正解だった。本当に大した歌力、声力だ。荒っぽさと繊細さが同居した不思議な声。歩んで来た道を瞬間的に感じさせる歌。
 それを受けて「よーし負けるもんか」とステージに上がる自分がちょっと好き。

 

 

2007/9/16

 

■もう

 『歌合わせ』の余韻も冷めやらぬうち、もう華吹雪のライブ。とりあえずリハはゲラゲラ笑ってるうちに終了。久々にノブ、ヒデキ、ミツゴローと時間と空気を共有すること自体が楽しい。よーし、無責任に楽しむぞ。

 連日トップニュースで報じられるとうっかり重大事のように感じてしまうが、どうでもいいのである。福田だろうが麻生だろうが。本来なら総理代理を立てて直ちに解散総選挙をするのが筋。自民党はこの期に及んでも参院選の結果が身にしみていないという事だけはよくわかる。
 福田も麻生も人格的に欠陥がある(らしい)という事は記者クラブ系以外のメディアからちらほらと伝わってくる。人権だとか名誉毀損だとかで大っぴらに報じられないんだろうけど、それこそを知りたい。阿倍の「線が細い」という人格がこの大失態を招いたと思えばそれこそが重大な情報じゃなかろうか。なぜ安倍は病気になったのか、どの程度の病状なのかという検証も含めて。これは政治家に対する名誉毀損の慰謝料が一桁も二桁も跳ね上がった事の弊害だが、そもそも人権とは弱者の切り札。権力を握ってる者がそれを言うのは図々しいね。
 つーか、派閥力学で福田に決まりなんだろう。茶番につき合う必要なし。選挙とつけば何でも視聴率が取れると思ってやがる。
 福田がサミットに行ったりするんだねえ。あの「人を小馬鹿にした笑顔」を各国首脳にも投げかけるんだろうか。ロシアン・マフィアのプーチンにお腹を殴られたりしたら面白いのに。「てめえ、何笑ってやがるんだ」って。

 

 

 

2007/9/19

 

■華吹雪

 楽しかった。無責任にやれるバンドは楽しいね。対バンにも好評。華吹雪の面白さの真髄はミュージシャンにこそ伝わるのかも。ある意味ミュージシャンズ・ミュージシャン。とにかく『関白宣言』は衝撃だったようで、鳥肌が立ったと。『関白宣言』なのに。
 MCでも言ったように次は2マン・ライブを目指す。ジョークじゃなかったんだよ。いつか夏祭りの余興に出たいなあ。

 そして今日は青森。10/7のリハのため1日早い入り。

 

 

 

2007/9/21

 

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