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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2008年6月】

■間に合った

 ギリギリ間に合った。DVD『不死鳥〜第二幕』が今届いた。明日持って行きます。
 3年前のライブだが、この日ってこんなに良かったっけ。ずいぶん時間がたってるのでかなり客観的に見れる。
 みのんちょが前日から扁桃腺を腫らして、一時はトラをたてなきゃいかんのかと思ったのだった。実際当日のサウンドチェックは急遽ノブに叩いてもらった。
 その危機感、緊張感がメンバー全員の集中力として昇華。見た目ではわからないかも知れないが、裏側で吸引力として働いている。さすが、みんなプロだね。もちろんプロブレムの方じゃなくて。
 しかも「1回目の不死鳥と同じフォーマットで全曲入れ替える」というコンセプトだったため、なかなかレアな選曲。面白い。
 今作は『円』などでおなじみ、橋本さんに編集してもらった。これもさすがはプロとうなる。くれぐれもプロブレムの方じゃなくてね。
 あまりにクオリティが高いので、合わせて音の方もややハイファイ気味に仕上げた。あらゆる点で充実してます。
 通販も近日中に始めるんで、ひとつよろしく。

 

 

2008/6/6

 

■晴れ豆

 20周年記念としても、お誕生日会としても、ツアーファイナルとしても、それらのお題目をすべて抜きにしてもいいライブだった。
 前日あたりから気が高まってる感じはあった。当日のサウンドチェック中もふと「早く本番にならないかな」という思いがよぎった。そういう時は当たるね。
 ツアーを終えて2週間は開き過ぎかと思ったが、逆にその一呼吸が良かったようだ。いい具合に熟成されて、3人がそれぞれに立ち、なおかつ一丸。このメニューにおける役割分担を理解してくれて、澄ちゃんとプロが自分の体の一部のように感じられる瞬間が多々あった。
 客席の聞きこんでいる気配と高揚していく気配もバランスよく伝わってきた。まさにライブ。
 俺達はひとつになったという想いは幻想、勘違いかもしれないが、ライブそのものはまぎれもなく現実。そこにあったのだ。
 ライブは面白いね。

 秋にもう一回りしようと思ってます。20周年の冠も今年限りだし。次は考えてみれば久しぶりの「しばりのないウタノコリ」のつもり。王道。あるいはこれぞ名人芸といったあたりを目指す予定。

 

 

2008/6/8

 

■野良

 日々のごたごたに追われるうちに、ずいぶん間があいてしまった。

 先週末はまた青森に長逗留。というか小旅行。取材をかねて石井聰吾監督や橋本さんらと下北半島を巡る。
 川島雄三監督の墓参りから始まって、恐山、三沢市内、寺山修司記念館など。これだけ頻繁に青森に行ってるのに、そちらの方は初めて。知らない事を知り、見た事ないものを見るのは楽しい。すべてのものが刺激となり心に刻み込まれる。
 色々あったが一番衝撃だったのは墓参りのとき。町中にある墓地で、ふと横を見るとカモシカが。ほんとだよ、町中に普通にカモシカだよ。野良だよ。たまげた。
 地元の人に聞いたら「珍しくもね」だって。2、3年前から町中でよく見るようになったらしい。温暖化や自然破壊で山のエサが減ったんだろうね。  しかし野良カモシカ。一生に一度あるかないかの体験だった。

 帰京したらばさっそく華吹雪のリハ。2曲ほど新しく増やす。これは間違いなくウケる。盛り上がる。歌詞覚えるのが気が遠くなるほど大変だが。

 

 

2008/6/26

 

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