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週刊 三十一歌詞火星レコードHOME 

【2008年7月】

■華吹雪

 ライブ報告日誌と化しておりますな。

 華吹雪は「楽しかったね」と言って終われればそれでよしという姿勢でやってるのだが、昨日は思いのほか「いいライブ」になった。なんだか爽快な気分。ワジーも含めたメンバーが喜んで、楽しんで、なおかつ真剣にやってくれるので、期待値以上の結果を生むのかな。お客さんもちゃんと「華吹雪用の回路」でいてくれた感じがして、それも良かった。
 照れもあって「趣味でやってるバンド」という言い方をするのだが、かなりクオリティの高いことをやってる自負はある。誰も思いつかないだろうし、思いついても誰もやらないだろうと。「他にはいない」というのを生きていく上での大命題にしてるんで、趣味とはいえこれも正解のひとつ。
 終わったあとで色んな人の感想を聞いて思ったこと。すべてのネタがわかる人は感心してくれる。でもネタとかわからなくて純粋に「あー、『スシ喰いねえ』だ」と反応する人の方がより楽しんでいるのかも知れないな。ライブハウスで「ヘイ、らっしゃい!」と叫べる喜び。って、そんな大げさな言い方をするようなことじゃないけどね。基本、くだらないんで。
 ところでワジーのギターが案の定素晴らしかったので正式メンバーになりそうです。同世代であれほど70年代を体現出来るっ人って他にいないもんね。  次回は9月のノブ博。

 

 

2008/7/7

 

■キャプテンズ

 キャプテンズのツアーにスペシャルゲストとして同行。青森と仙台の2カ所。間にワラッターを挟んだもんだからテンションの切替えで疲れたが、楽しい旅になった。
 共演にはニューロティカとゲルググ。ゲルググは初めてだったけど前から知ってるような親近感。関西の人は笑いの地肩が強い。MCの時になると楽屋がからっぽになる。いや、音楽ももちろん最高ですよ。言うまでもなく。
 ロティカとは年に1回は顔を合わせておきたいね。なんかほっとする。よし俺もがんばろうという気にさせてくれる。
 キャプテンズと初めて逢ったときには、まさかツアーに同行する仲になるとは思わなかった。縁があったんだな。最近は縁というものについてしみじみ考える事が多い。もちろん向こうから積極的にあれこれ誘ってくれたからなんだけど、間が合うといのはやはり縁なんだな。縁があった以上、影に日なたに応援します。
 近頃はワンマンが多いので、大人数でライブハウスにいる事がちょっと新鮮。合宿のりで楽しかった。

 

 

2008/7/16

 

■The ゲームナイト

 BS日テレの『The ゲームナイト』という番組に出演。なんとボードゲームの番組。ボードゲームを趣味にして20年以上、取材に結びついたのは初めてのこと。以前より出演依頼はあったのだが、なかなかスケジュールが合わず、ようやく実現。
 他の趣味はプロレスにしろテレビゲームにしろ、何かしら活動の支えになったのだが、ボードゲームはあまりにもニッチ過ぎて生かす場所もなかった。知らない人に一から説明するのも面倒くさくて、アピールすることもほぼ放棄。よってボードゲームの番組があってそれに出たというのは実に感慨深い。この感慨の深さがいかほどか、たぶんそれすら伝わらないだろうけど。
 いとうせいこう氏、バカリズム升野氏、奥田ワレタ嬢、青柳昌之氏と『ラッツィア』というゲームをプレイ。ゲームに対する想いを語るとかじゃなくて、ほんとにただプレイ。そのストレートな番組の作りにも感服。深夜に時々やってる麻雀番組を『ラッツィア』に置き換えたようなもんだが、国民のおそらく99%以上が『ラッツィア』を知らないことを思えば勇気ある行為だ。
 楽しかった。途中から番組を忘れてゲームに熱中。初めて会う人ばかりだったけど、ぐっと距離が近づいたような気分。この「幻想のコミニケーション」こそボードゲームの魔力で、その一点のみライブと通ずる。
 ボードゲームと言われてもよくわからない人にも、いやほとんどがそうだろうが、そこは伝わると思う。楽しそうで良かったと思ってもらえればそれでよし。環境にある人は見て下さい。
 8月30日、9月6日 23:00〜23:30放送です。

 

 

2008/7/20

 

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